「梅毒」と言う病名はどんな由来があるか、ご存知ですか?

私は少年時代に「梅毒」という文字からして、梅の毒に由来しているのかな、とかってに想像していました。しかし、梅の毒って何だろう? 青梅は食中毒を起こすというから、そこからきてるのかな、とも考えました。

残念ながらこの私の推測は不正解です。正しい名前の由来をここにご紹介しましょう。

梅毒に感染してから3ヶ月ほどすると、感染の第二期に入るのですが、この時期の病状として見られる赤い発疹が、「楊梅(ようばい=ヤマモモ)に似ているところからこの病名がついたそうです。

だから最初は、梅毒ではなく、「楊梅瘡(ようばいそう」すなわち、楊梅のようなできもの、という名前だったのです。それが、「楊」の字がいつしか取れて、「梅瘡」となり、最後に「梅毒」となったそうです。

では、楊梅、ヤマモモとはどんなものでしょうか。写真をご覧下さい。こちらから⇒楊梅の写真

これが「梅毒」と呼ばれるようになった本当の由来です。確かに何となくイメージ出来ますね。

ちなみに、この梅毒は外国では様々な呼び名がつけられていました。そして、そこにはある思惑がからんでいます。とても面白いのでご紹介しましょう。

●イギリスでは・・・フランス病と呼ばれていました。

●フランスでは・・・ナポリ病と呼ばれていました。

●イタリアでは・・・スペイン病と呼ばれていました。

●ポルトガルでは・・カスチリア病(カスチリアはスペイン)と呼ばれていました。

●ロシアでは・・・・ポーランド病と呼ばれていました。

●ポーランドでは・・ロシア病と呼ばれていました。

こんな病名で呼ばれていたそうです。それぞれの国が、自国の敵国から送り込まれた病気だと思っていたのです。あるいは、そう思うことで自国を被害者、敵国を悪役にしたかったのかも知れません。とても面白いですね。

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