平成28年(2016年)に新規に報告された梅毒感染者の件数は、4,440件にのぼりました。

今回は国立感染症研究所が発表した梅毒動向データについてあなたにお届けしたいと思います。

管理人注記:本記事の末に追加情報があります。

 

◇平成28年は4,440件!

国立感染症研究所では、毎週感染症の動向について速報値を発表しています。

■IDWR速報データ

平成29年1月10日に発表した平成28年第51週の週報で12月25日までの累計が分かります。

そのデータによると、平成28年の新規梅毒感染者は4,440件でした。

これを平成19年からの動向グラフにしてみると、下図のようになります。

新・2016年推測
図1.梅毒感染者の動向

お分かりですか?

平成28年は前年の1.64倍と急増しています。5年前からみれば実に5倍以上に増えています。

日本でこんなに急増している性感染症は梅毒以外にありません。

ただ、国立感染症研究所のデータでは男女別、年齢別の詳細は不明です。

そうした詳細データは今年の8月くらいに厚生労働省からネット上で公開されると思います。

現状はまだ速報値ですが、8月には確定値として公開されます。

 

◇梅毒感染者はなぜ急増した?

では、この梅毒感染者の急増ぶりは、いったい何が原因でしょうか?

この原因について説明した記事がネット上に結構な件数出ています。

どれもほぼ同じ指摘であり、海外から来た観光客が日本の風俗で遊び、それが日本人の間に二次感染して急増している、というものです。

どこの国の観光客かと言えば、ズバリ中国からの観光客です。

これ、確かな裏付けは何もないと思います。

強いて言えば、中国でも梅毒感染者が急増しており、なおかつ中国人の爆買いが始まった時期に日本でも梅毒が急増し始めたことが根拠になっているようです。

ちょっと古いデータですが、平成25年の中国での新規梅毒感染者は40万6,772人で10年前の15倍だそうです。

確かに中国でも梅毒感染者は急増しています。

だからと言って、日本に観光で来た中国人観光客がどれほど日本で梅毒を感染させたかなど分からないでしょう。

これは因果関係なのか、前後関係なのか、そこは不明です。

ただ、理由が何であれ梅毒感染者が爆発的に増えているのは事実です。

しかも、若い女性の間にも増えているそうです。その辺の詳細は確定データが出ると分かります。

どうぞあなたは梅毒に感染しないよう、予防にご注意下さい。

そして少しでも梅毒感染の不安、心当たりがあれば梅毒検査を受けて下さい。

「梅毒は検査しないと分からない! 」でも記事にしましたが、梅毒は感染しても1/3は無症候梅毒であり、自覚症状は出ません。

これも忘れないで下さいね。

追加情報(2017年 1月11日)

この記事の作成後に、次の情報が分かりました。

●12月27日付けのデータでは、平成28年の新規梅毒感染者は4,077人だった。

●男女の内訳として、男性2,848人、女性1,229人。

●女性の梅毒感染者の半数以上は20代。

●平成28年の梅毒感染数は、40年前、1974年の4,165人に迫る件数だった。

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