梅毒検査を保健所で受ける場合の手順や注意点を説明します。

全国の保健所では、HIV検査を無料・匿名で受けることが可能ですが、HIV検査と同時に梅毒検査も無料・匿名で受けることができます。

私が調べた限りでは、梅毒単独の検査は行っていないようで、必ずHIVとの同時検査が条件のようです。また、中には梅毒検査を常時やっていない保健所もあるようです。保健所をご利用の際には、最寄の保健所で実際にご確認下さい。

ちなみに私が『HIV 検査相談に関する全国保健所アンケート調査報告書(平成22年度)』で調べたところ、全国の保健所で梅毒検査を行っているのは、

●梅毒検査を行っている保健所 31箇所

●梅毒迅速検査を行っている保健所 48箇所

となっていました。(全国586ヶ施設にアンケート調査実施 488施設から回答)

この数値を見ると梅毒検査を行っている保健所は意外と少ないようです。でも、ネット上で各地の保健所を見て回ると必ずと言っていいくらい梅毒検査が出てくるんですけどね・・・。不思議です。いずれにしてもあなたの最寄の保健所で確認してください。

実は私は保健所でHIV検査を受けたことがあります。しかし、その当時は梅毒についてあまり知識がなく、HIV検査だけを受けました。いい機会だったのに、残念なことをしてしまいました。次の機会があればぜひ梅毒検査も受けたいと思っています。

というのも、梅毒もHIVといっしょに検査を受けたい理由が3つあるからです。

1.HIVと一番多い重複感染は梅毒である。

2.HIVと梅毒を重複感染していると、梅毒の進行が速くなったり、症状が重症化することがある。

3.梅毒に感染しているとHIVに感染するリスクが健康な人の何倍も高くなる。

こんなことをHIV検査を受けた後から知りました。だから次にまたHIV検査を受ける機会があれば、絶対に梅毒の検査も受けようと思っています。

では、保健所での検査経験がない方のために、検査を受ける手順をご紹介しましょう。

1.電話で予約する

保健所の中には予約不要としているところがまれにあるようですが、ほとんどの保健所では事前予約が必要です。梅毒の検査は毎日行っている訳ではなく、決まった日しか行いません。

電話予約をするときには個人情報を出す必要はなく、名前や住所などはいっさい不要です。電話に出た保健所の担当者からも質問されることはありません。性別、年代(例えば40代・男性、のような)を聞かれる程度です。

最初にも書いた通り、梅毒検査はHIVとの同時検査になります。保健所によっては、この他にもクラミジアやB型肝炎の検査も行っています。全て希望者のみなので、必要なら予約するときに申し込みます。

ちなみに、管理人が行った保健所では、毎月検査日が2回のみでした。当然平日です。仕事や学校の都合を調整しないと検査に行けない人もいるかも知れません。

なお、私が調べた全国の保健所の中には、梅毒検査を実施していない保健所もありました。まずはあなたの最寄の保健所で検査可能かどうかをご確認下さい。

2.保健所に行く

保健所に行くこと自体に抵抗のある人って、けっこういます。私の知人女性もそうでした。HIV検査を受けようとしたのですが、結局保健所には行けずに自宅で検査キットを使いました。

保健所では確かに匿名検査なのですが、当然ながら無人検査ではありません。保健所スタッフの簡単なアンケートやヒアリングがあります。答えたくない質問には答えなくてもいいし、個人を特定出来るような質問はありません。

それでも対面検査になりますから、これが嫌だっていう人がいるんですね。私の知人女性も50代の半ばでしたから、恥ずかしいのとバツが悪いので、どうしても嫌がりました。

あるいは、地方の小さな保健所だと、顔見知りに会うことも考えられ、世間体を気にして行かないという人もいます。こういった人たちへの配慮も保健所では見られます。

私が行った保健所では、入口から検査室までの廊下が、カーテンで仕切られており、なるべく他の人と顔を合わせないで済むようになっていました。たぶん、大都会の保健所では人も多いのでこんな配慮はないでしょう。そもそも知った人に会う確率なんて限りなくゼロに近いから必要もないでしょうけど。

私が保健所でHIV検査を受けた体験記がありますから、どうぞご覧下さい。梅毒検査を受ける参考になると思います。管理人の保健所検査体験記はこちらから⇒「保健所でHIV検査を受けました」

保健所での梅毒検査は、梅毒血清反応を調べる方法で行われます。これは、検査を受ける人の血液を少量採取し、血液中の抗体を調べるやり方です。ただし、この方法は感染の可能性がある行為から4週間が過ぎていないと、正しい判定が出来ません。保険所では必ずその説明があります。

管理人注記:保健所などで梅毒検査に多く採用されているTP抗原法については、感染から4週間後に検査可能とされていますが、一部には3ヶ月後とする検査機関もあります。

私が調べたところ、梅毒に感染していた場合、4週間後の検出確率は70%、3ヶ月後では100%だそうです。でも病院などの梅毒検査では4週間で検査可能としているところも多く、ハッキリしません。

一方、保健所のHIV抗体検査では感染の機会から3ヶ月経過して検査を受けるよう推奨されています。もしもHIVと梅毒の感染機会が同じ時期であればHIV検査に合わせて3ヶ月経過してから梅毒検査もいっしょに受ければ問題ありません。

3.検査の待ち時間

HIV検査の場合だと、即日検査と通常検査の2種類があります。即日検査の場合は1時間以内に結果を知ることができます。通常検査だと1週間から10日後にまた出直して結果を聞くことになります。

私が調べたところ、梅毒検査にも通常検査と即日検査があります。ただし待ち時間については不明です。恐らくHIVと同程度ではないかと思うのですが、保健所にご確認下さい。

検査結果は電話、メール、郵送での連絡はありません。本人が後日直接保健所に行って聞かなければなりません。代理人も不可です。これは個人情報保護の観点から当然です。

4.保健所検査のメリット・デメリット

梅毒検査は保健所か、病院か、自宅で検査キットを使うなどの方法があります。当然ですが、あなたに何かの自覚症状があれば病院に行くのが正解です。男性なら泌尿器科、皮膚科です。女性の場合には婦人科、皮膚科となります。

あなたにはっきりした自覚症状はないけど、梅毒が不安だと言う場合には保健所がお勧めです。保健所での梅毒検査にはこんなメリットがあります。

●無料・匿名で検査を受けることができる。しかもHIVも同時に無料で検査できる。

●検査結果が陽性だったとき、治療先の紹介など親切なフォローが期待できる。

●検査結果が陰性だったときは今後の予防や注意点について色々と教えてくれるし、小冊子、ガイドブックももらえる。これ、けっこう情報満載で役に立ちます。

一方で、保健所での梅毒検査にはこんなデメリットもあります。

●全ての保健所で梅毒検査を行っている訳ではない。また、HIV検査との同時検査が条件となる。

●匿名検査だが世間体を気にする人は保健所に行きにくい。

●保健所によっては検査日にかなり制限があって、あなたの都合を合わせにくいかも知れない。

私が思うに、あなたが利用できるものなら保健所を使うのが一番いい方法ではないでしょうか。ただし冒頭でも書いたようにHIVと梅毒の同時検査を行っている保健所はそれほど多くありません。ここが最大のネックですね。

またあなたの近所の保健所で梅毒検査を行っていたとしても、あなたに保健所には行けない、行きたくないという事情があるかも知れませんね。そんな場合は梅毒検査キットを使ってあなたの自宅で検査もありです。

最悪なのは不安や感染の可能性をそのままに放置することです。感染初期なら重症化することもなく、治療期間も比較的短くてすみます。

★関連記事:『梅毒を自宅で検査』

★関連記事:『梅毒を病院で検査』

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