梅毒の検査・治療を病院で行う場合について説明します。

まず、病院に行くなら、男性であれば泌尿器科、皮膚科、性感染症科です。女性であれば婦人科(産婦人科)、皮膚科、性感染症科に行くことになります。基本的には、症状が発症した場所を専門とする病院を選びます。身体に発疹が出て診てもらうなら皮膚科ですし、性器に発症した場合には泌尿器科や婦人科に診てもらいます。

まず、泌尿器科や婦人科、性感染症科についてどんな病院なのかを説明します。恐らく、日頃なじみが薄いですよね。

1.病院の種類

●泌尿器科
泌尿器科は、癌や包茎など、性感染症に関係なくてもいわゆる尿路系に関する病気であれば何でも診てくれます。尿路系とは、オシッコが流れていく途中にある全ての臓器です。腎臓、膀胱(ぼうこう)、尿管、前立腺、睾丸(こうがん)、尿道などを言います。

●婦人科・産婦人科
産科と言うのは、妊娠、分娩にかかわる医療を行う科であり、婦人科と言うのは子宮や卵巣など、女性の身体に起きる病気を診察したり治療する科です。産婦人科は両方を診てくれる科です。

従って、性感染症の相談や治療に行くなら、産婦人科でも婦人科でも、どちらでも診てくれます。ただし、相談に妊娠に関することが含まれている場合には、産婦人科のほうがいいですね。

●性病科・性感染症科
多くの場合、泌尿器科や婦人科の中にあります。中には単独で性感染症専門に診ている病院もあります。この種の専門病院って数が少ないのですが、その理由の1つが性感染症の専門医が存在しないからです。専門医とは、大学の医学部で専門に学んだ人を言います。例えば、泌尿器科専門医、と言えば、大学の医学部、泌尿器科教室で研修を受けて医者になった人を言います。

ところが、日本の大学で性病科教室なんてどこにもないそうです。従って、大学の付属病院には性病科はありません。実際にいろんな大学の付属病院のホームページを探してみましたが見つかりませんでした。

2.費用について

こうした医療機関では、診察・検査・治療に費用がかかります。むろん、匿名検査は出来ません。健康保険については、原則適用可能です。ただし、何も症状が出てなくて、本人が心配だから念のために検査を受けたい、というような場合には保険の適用外、全額自己負担となります。ただし検査結果が感染していたら、払い戻しをしてくれる病院もあるようです。保険の取り扱いは病院によっても異なるので、最初に確認したほうがいいです。

凡その検査や診察にかかる費用ですが、当然病院や症状によっても変わってきます。だいたいのイメージとしてみてください。

◇診察料 3,000~5,000円

◇検査代 2,000円~4,000円

◇薬代 3,000円~

こんなイメージです。この金額は保険を適用しない場合です。健康保険を使う場合にはこの3割が自己負担となります。保険適用については病院ごとに判断がちがうので、事前に病院で確認して下さい。

また、検査は梅毒だけでなく、他の性感染症とセットで行うことを勧める病院もあるようです。特にHIV検査は重複感染が多いので勧められることが多いみたいです。むろん、セットにすれば1つずつ検査を受けるよりは安くなりますが、合計金額そのものは高くなります。よく考えて選んでください。

最後に、健康保険を使った場合には、後から医療通知がきます。いつ、誰が、どこの病院で治療を受けたのか記録に残ります。そこには医療費が記載されています。

病名まで記載されることはありませんが、診療科目は分かる場合があります。内容は各保険者(健保組合や共済組合など)で異なります。この医療通知は保険証の「世帯主」あてに送られてきます。

診察を受けたことを配偶者や保護者に知られたくなくて、病院に行かない人が実際にいるようですが、非常に危険です。検査を先延ばしにしても、いずれ発症すればどうせバレてしまいます。それなら重症化する前に検査を受けた方がよっぽどマシです。

 

3.いい病院の探し方

最後に、いい病院、クリニックの選び方です。私も以前に泌尿器科のお世話になったことがあるのですが、最高に患者本位のいいクリニックでした。初めて診察に行った日に、パンツを脱いで診察台に上がったのですが、とても親切で気配りがあって、恥ずかしがる私をうまくリードしてくれました。

このクリニックは、ネットで多くの泌尿器科の中から選びました。いろんな病院、クリニックのホームページを見ていると、けっこう患者に対する配慮が見えてきます。たかがホームページかも知れませんが、患者に対する想いのこもったホームページと、病院本位のホームページと、見分けがつくものです。患者である私やあなたの知りたいこと、不安に思うことが、どれだけ多く、分かりやすく書かれているかを見ればいいと思います。

運悪く変な医者に当たると、感染したのは自業自得だ、みたいな扱いを受け、セクハラまがいの問診を受けるハメになります。こういったドクハラはけっこう事例があるようです。女性が女医さんのいるクリニックを探す心境は理解できます。ぜひ、事前にネットで確認してみてください。

あくまでも一般論ですが、大きな総合病院よりも街の泌尿器科、婦人科の専門クリニックの方がいい病院が多いようです。


4.梅毒感染の見逃し

あなたが梅毒感染の不安を持って病院へ行く場合は問題ないのですが、例えば体のどこかに発疹が出て皮膚科へ行った場合。この段階ではあなたは自分が梅毒に感染したとは思っていません。

単に体に出来た発疹が気になって皮膚科へ行く訳です。

ここであなたを診察した皮膚科の医師が梅毒感染であることを見つけて治療してくれれば何も問題ないのですが、中には梅毒感染を見逃す医師もいます。

「えー!そんなバカな!」

と、あなたは思うかも知れませんが、これは本当です。感染症センター都立駒込病院感染症科 部長 味澤篤氏によれば、

「梅毒による皮膚疾患は非常に多彩であり、皮膚科の専門医でも見逃すことがある。」

のだそうです。⇒『梅毒感染者の1/3は無症候!』

まぁ、梅毒感染者はそうそう多くはいませんから、皮膚科の先生の中にはほとんど梅毒患者を診察した経験がない、という人もいるかも知れませんね。

従って、あなたの体に何かの皮膚疾患が現れた場合、あなたに梅毒感染の心当たりがあれば皮膚科の先生から指示されなくても梅毒検査を考えてみてください。

梅毒は感染初期に治療しないと長引いてやっかいなことになります。

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