梅毒は過去の性病ではありません。不安を感じたら早期に検査を受けてください。

あなたのイメージでは、梅毒は過去の性病と思っているかも知れませんが、実際にはそんなことはありません。

下のグラフからもお分かりの通り、平成20年まではずっと右肩上がりで感染者は増加していました。それが平成21年、22年といったん減少したのですが、平成23年から再び増加に転じました。そして平成26年には平成23年の2倍にまで増えています。

梅毒感染者の推移

◇HIVと梅毒は特別な性感染症です

日本では、性感染症の動向をチェックするため、HIVと梅毒の2つの性感染症は全数報告が義務付けられています。全国、どこの病院、保健所で感染者が見つかっても、7日以内に都道府県知事に届けることが法律で決められています。

この全数報告により、常にHIVと梅毒は感染者がどのくらいいるのかが把握できるのです。

一方、クラミジア感染症、淋菌感染症、尖圭コンジローマ、性器ヘルペスの4疾患は定点報告といって、予め設定された指定医療機関でのみ感染者が報告される決まりとなっています。HIVや梅毒のように、全数の把握はできません。

つまり、HIVと梅毒の2つの性感染症は特別要注意な疾患なのです。HIVの場合はいったん感染すると完治させることが不可能であり、治療をしなければかなり高い確率でエイズを発症し、2年程度で死に至ります。

梅毒もまた、何も治療しなければ10年以上の長い時間を経て死に至ります。

むろん、現実には何も治療せずに死に至るケースなどありません。HIVは早期に見つかればエイズ発症を抑えることが出来るようになったし、梅毒は抗生物質の投与で完治させることができます。

問題は、いかに早期に発見して治療するかということです。

梅毒の初期症状は主に皮膚疾患です。あなたに梅毒感染の心当たりがあって、しかも発疹が出たり、しこりができたら要注意です。

関連記事:『梅毒の感染初期症状』

◇梅毒の早期検査が必要な1つ目の理由

梅毒に関して言えば、早期に検査、治療を受けるべき3つの理由があります。

1つ目の理由は梅毒そのものの重症化を防ぐためです。

梅毒感染の第一期で発見できれば治療は4週間程度で終わりますが、第二期まで進行すると8週間もかかることがあります。ましてや第三期までいってしまうと、もっと治療期間は長くなり、12週間以上かかることもあるそうです。

従って、梅毒感染初期の異常を放置せず、おかしいと思えばすぐに検査を受けることが大事です。

◇梅毒の早期検査が必要な2つ目の理由

2つ目の理由は、二次感染を防ぐことです。

梅毒の感染力は第二期が最も強いと言われています。つまり、感染初期が二次感染を起こしやすいのです。

あなたが自分の感染に気付かずに、あなたの大事なパートナーに梅毒をうつしたら大変です。感染初期に梅毒検査を受けて、陽性と分かればうつさずにすみます。

◇梅毒の早期検査が必要な3つ目の理由

3つ目の理由はHIVとの重複感染を避けるためです。

実はあなたが梅毒に感染していると、HIVにも感染する確率が高くなります。それは、梅毒によって発症した炎症により、HIVが侵入しやすく、感染しやすくなるからです。

梅毒は薬で治せても、HIVはいったん感染すると除去することができません。治らない病気であれば予防に徹するしかありません。

HIV感染予防の観点からも、梅毒は早期に発見し治療すべきなのです。そして、仮にあなたが梅毒とHIVを重複感染すると、早期に治療を開始しないと危険です。

HIV感染によって、梅毒の進行が早くなったり、症状が重症化することがあります。梅毒だけなら2年から3年かかって感染第三期まで進行するところが、HIVにも感染しているとわずか数ヶ月で第三期まで達することがあります。

こうしたことからも、梅毒の感染不安や心当たりがあれば、すぐに検査を受けた方がいいわけです。ぐずぐずしていると重症化してやっかいなことになります。

あなたが梅毒検査を遅らせてプラスになることは何もありません。

関連記事:『梅毒とHIVの重複感染』

◇梅毒はHIVとの重複感染が最も多い性感染症

私が保健所でHIV検査を受けたとき、HIVと最も重複感染が多い性感染症は梅毒だと教えてもらいました。つまり、梅毒が不安ならHIVも危ないのです。

下のグラフを見てください。このデータは、国立国際医療センター(ACC)で2002年9月17日から同年10月31日の間に、HIV感染者が他にどんな性感染症に感染しているかを調べたものです。(ただし、調査対象は男性の同性間性的接触感染者に限られる)

HIVと梅毒の重複感染がいかに多いかお分かり頂けると思います。

あなたもご存知のように、HIV検査は全国の保健所で無料匿名で受けられます。そして梅毒の検査も無料・匿名で検査をしている保健所が多数あります。

梅毒検査はHIV検査も受けることが条件になっているようですが、あなたの最寄の保健所で確認してみて下さい。

むろん、保健所以外に、泌尿器科や婦人科でも検査できます。当然、有料でかつ、健康保険は適用できません。(単に検査だけの場合は適用外。治療には健康保険が使えます。)

もし、あなたが保健所や病院での梅毒検査は受けたくないとためらっているのなら、梅毒検査キットを使うこともできます。誰にも顔を合わせず、対面検査もなく、あなたの都合だけで検査を受けることが可能です。

そんな利便性に加えて検査の信頼性も高いし、安全性も問題ありません。私自身が慎重に選んで実際に使ってみました。そのときの体験記もありますから、よかったら読んでみてください。

『梅毒を自宅で検査体験記』

最後に繰り返しますが、梅毒感染の不安を抱えたまま放置しないようにしてください。不安な状態で検査を先延ばしにしているのが一番危険です。

梅毒検査キットを使ってでも、早期に検査を受けることがあなたの健康を守ることになります。

 

アイコンボタン梅毒は早期に見つけないと完治までの時間が長くなります。
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