梅毒の治療にペニシリンが使われることはよく知られていますが、内服よりも点滴の方が早く梅毒が治るものでしょうか?あなたはご存知ですか?

あるネットの相談サイトに女性の書き込みで、ペニシリンの点滴に関する相談が載っていました。ペニシリンを内風するより点滴の方が早く治るのではないかという質問です。

◇梅毒の治療薬とは?

まず、梅毒治療に使われる薬のおさらいをしておきます。当サイトでも以前に『梅毒治療に使う薬と費用』という記事を書きました。

梅毒の治療と言えば真っ先にペニシリンを思い浮かべますが、ペニシリン以外の抗生物質が使われることもあります。例えばキタサマイシン、エリスロマイシンなどはマクロライド系の抗生物質です。

いずれにしても抗生物質は内服で投与されるのが普通です。なぜなら、梅毒治療においては投与された抗生物質がある血中濃度を保ったままの状態を維持することが必要だからです。一時期的な点滴投与では梅毒は治らないのです。

梅毒治療に用いられる抗生物質には2種類あって、梅毒そのものを攻撃して破壊するもの、もう1つは梅毒の増殖を阻害して結果的に体内から駆除してしまうもの、この2種類です。どちらも1日や2日で効果が出て完治するものではありません。

日本性感染症学会の治療ガイドラインによれば、梅毒の第一期では2週間から4週間、第二期では4週間から8週間、第三期では8週間から12週間投与が必要と書かれています。(いかに早期発見が大事か分かりますね)

この期間中、ずっと薬の血中濃度を保つ必要がある訳です。そのため内服薬として投与されるのが一般的です。

◇点滴をする場合もある

しかし、梅毒治療に点滴を用いる場合もあります。それは神経梅毒や先天梅毒の場合です。神経梅毒とは梅毒感染が第四期まで進行し、梅毒スピロヘータが中枢神経系に侵入することで発症します。通常は梅毒感染から10年以上経過して起きる症状です。

現在のように医療環境が整った日本において梅毒が第四期まで進行することはめったにありません。従って神経梅毒の患者も多くはありません。ただ、近年報告されているのはHIV感染症との合併症です。通常10年以上もかかる神経梅毒が2、3年で発症する例があるそうです。

神経梅毒の点滴は10日から2週間続けます。なぜ神経梅毒には点滴なのか、詳しく書いた文献は見つかりませんでした。先天梅毒についても同様、なぜ点滴なのかは分かりませんでした。

◇内服で大事なことは?

点滴の場合は病院で点滴してもらうことになりますが、内服の場合は自宅で薬を飲むことになります。ここはあなたの自己管理です。大事なことは医師の指示通りに薬を飲むことです。決められた量を決められた期間、キチンと飲みます。

前にも書いた通り、梅毒治療の薬は血中濃度を保つ必要がある為、飲み忘れがあると効果がありません。治療中はずっと濃度を保ったままにする必要があるのです。

そして自覚症状が消えたからといってかってに薬を止めるのも危険です。必ず医師の指示通りに薬を飲んで下さい。そうすれば梅毒は必ず完治します。

もしもあなたが梅毒に感染しても、普通は第一期、第二期に気付きます。従ってあなたが抗生物質を点滴されることはまずないと思います。それが通常の治療法なので、点滴されないからと不安に思う必要はありません。

なお、梅毒とHIV感染症との合併症は非常に危険なので、もしもあなたが梅毒に感染したと判明したら必ずHIV検査も受けることをお勧めします。普通はあなたを診察した医師がHIV検査の指示をしてくれるはずです。

 

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