2017年5月25日付け、ヨミドクターの記事から情報発信します。

梅毒感染による視聴覚障害のお話です。

あなたの梅毒検査にお役立て下さい。

 

◇「風俗店に出入り」でピンときた話

これは井上眼科病院(東京・御茶ノ水)名誉院長の若倉雅登(わかくら まさと)氏の書かれた記事に載っていたお話です。

ある50代の男性が両眼の視神経炎で同病院を受診しました。しかし、当初原因は不明だったそうです。

原因不明のまま両眼の視力はどんどん低下し、1年近くが過ぎました。

1年過ぎた後に患者との会話の中で、この患者が風俗店に出入りしている事実が分かり、そこで若倉名誉院長はピン!と来たそうです。

さっそく梅毒検査を行ってみると、案の定「陽性」判定。若倉医師のひらめきは当たっていました。

この男性は梅毒による合併症で視神経炎を患っていたのです。

ここから抗菌剤を使った梅毒治療も行い、ステロイド点眼も行ったそうです。

しかし、残念ながら視力回復には至らず、視覚障害者になってしまったそうです。

その男性は若倉医師に対して、

「どうしてもっと早く梅毒感染を見つけて治療してくれなかったのか」

と責めたそうです。

まぁ、その男性の立場になれば責めたくなる気持ちも分かります。

そもそもは自分が風俗通いをしたことが原因であるにせよ、早く見つかっていれば視力を失わずに済んだかも知れないのですから。

若倉医師も記事の中で反省すべき事例だとし、その後は視神経炎の検査に梅毒検査も加えるようにしたそうです。

 

◇梅毒による失明

当サイトでは過去に、

『梅毒で失明する?』

と言う記事を掲載しています。

今回の男性患者のように梅毒感染の合併症として 梅毒性ぶどう膜炎を発症することがあるのです。

そして日本性感染症学会の治療ガイドラインにも場合によっては失明することがあると書かれています。

そして最近の梅毒感染者急増によって、合併症を発症する人も増えているのです。

若倉医師も医療の現場でそれを感じておられるようです。

私が今回、「風俗店に出入りでピンときた!」と言う若倉医師のお話を読んで真っ先に感じたのは、

「ベテラン医師でさえ視神経炎から梅毒感染を疑うのは難しい」

と言うことです。

確かに現在は梅毒感染者がこの40年になかったくらい急増しています。

しかし、梅毒感染によって視神経炎になった患者を診察したことのある眼科医はそう多くはないでしょう。

地方都市の町病院だとそれも無理はありません。

泌尿器科や婦人科、皮膚科で梅毒感染の患者を診察することはあっても眼科では少ないと思います。

だからこそ、自分の身は自分で守る必要があります。

先に登場した50代の男性は視覚障害者になり大変お気の毒です。

でも、風俗店に出入りしていたのなら、やはりご自分の判断で梅毒を始めとする性感染症の検査を受けておくべきではなかったかと思います。

冷たいようですが、自分の身を守るのはまず自分です。

あなたもご用心下さい。

今回は梅毒感染によって視覚障害者になってしまった患者さんのお話でした。

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