梅毒感染に伴う皮膚疾患には様々な症状があります。

ここでは主に梅毒感染の第一期から第三期までの皮膚疾患の説明をします。

「あれ?この赤いしこりは何だろう・・・」

ある日、あなたが気が付くと性器に何やら赤く腫れたしこりが出来ています。

別に痛みはないのですが、どうみても尋常じゃない。

あなたはすごく不安になります。

「何か悪い病気でももらったのかな・・・。」

でも、泌尿器科に行く勇気もなかなかありません。

あなたがぐずぐずしているうちに、その赤いしこりは消えて無くなってしまいました。

「あ~、良かった。何だか訳分からないけど治ったみたいだ。」

あなたはホッと安堵のため息をつきます。

そして、1ヶ月が過ぎたある日。

「あれ?この発疹はいったい何だろう・・・」

今度はあなたの手のひらに赤い斑点のような発疹が出来ています。

そのうち、首の後ろや胸、お腹にも赤い斑点が出来ています。

「うわー、こりゃ一体なんだ!」

さすがにあなたは今度はもうためらいもなく皮膚科へ駆け込みます。

すると、あなたを診察した医師はこう言います。

「あなたは梅毒感染の第二期です。」

と、まぁこんな感じで性感染症の本には梅毒の皮膚疾患を説明してあります。

梅毒と言う性感染症は、感染から末期まで第一期、第二期、第三期、第四期と、4つに感染期が区分けされています。

このうち第一期から第三期までは主な症状は皮膚疾患です。

たいていの感染者は第二期までに自覚症状により医療機関で診察を受け、梅毒感染を知ることになります。

第三期、第四期まで感染が進行することはまずないそうです。

そして、かつては不治の病として恐れられた梅毒も、現在ではペニシリンなど非常によく効く薬があって完治出来るようになっています。

むろん、早期発見できれば治療もより早く、楽に済みます。

ここでは、梅毒の第一期から第三期までの皮膚疾患に的を絞ってあなたに説明したいと思います。

 

◇まず、あなたにご注意して欲しいこと2つ

詳しい説明をする前に、あなたに注意して頂きたいことが2つあります。

1つ目は、梅毒は発症と潜伏を繰り返す感染症だと言うことです。

第一期、第二期の症状は放置していてもそのうち自然と消えてしまい、次の感染ステージへ進行してしまいます。

そして、梅毒の感染力が最も強いのは第二期なのです。

あなたが自分の梅毒感染に気付いていないときが最も二次感染しやすい時期と言うことです。

従って、何かの皮膚疾患が出たときに、ささいな症状であっても梅毒感染の可能性がないか、十分ご注意下さい。

むろん、不安があれば婦人科、泌尿器科、あるいは皮脂科で診てもらって下さい。

2つ目は、梅毒の症状はここで取り上げた皮膚疾患を始めとして非常に多岐に渡ると言うことです。

皮膚疾患だけでも色々な症状があって、簡単に梅毒だと診断を下すことは出来ません。最後は血液検査を行って判定します。

ここで問題なのはあなたを診察した皮膚科の医師が必ず梅毒を疑うとは限らないことです。

まさか見逃すことはないだろうと、あなたはそう思うかも知れませんが現実には見逃されてしまったケースは多々あります。

特に梅毒患者を診察したことのない医師はその恐れがあります。

あなたにご自身に梅毒感染の心当たり、可能性の認識があるなら、医師から梅毒検査を勧められなくてもあなたの判断で梅毒検査を受けて下さい。

梅毒は早期に見つかるほど治療も短期間で終わります。

梅毒は発症と潜伏を繰り返す、また症状が非常に多岐に渡る、この2点に十分ご注意下さい。

梅毒感染の不安、可能性を感じたらためらわずに梅毒検査を受けて下さい。

 

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◇第一期の皮膚疾患

あなたが感染してからおよそ3ヶ月くらいまでを第一期と呼びます。

●感染した部分に赤いしこりが出来る。大きさは小豆大から、指の先くらいの大きさです。

●発症場所として、男性で多いのは亀頭部、包皮などです。

●女性で多いのは、大小陰部、子宮頸部などです。

●まれに唇、口、手指などにも発症することがあり、これを陰部外下疳と呼びます。発症頻度は2%から3%程度と低い。

●このしこりは特に痛みはなく、放置していると2週間から3週間で消えてしまいます。

●ここから、約3ヶ月後に第二期を迎えるまでは無症状となります。この間、病原体はリンパ節に潜入して増殖します。

●この第一期ではあまり不快感を伴う異常が出ないため、自分が梅毒に感染していることに気付かないことが多いのです。特に女性は男性よりも気付きに くいそうです。

硬性下疳 初期硬結⇒写真写真(ご注意!性器の写真があります!)

◇第二期の皮膚疾患

あなたが感染して3ヶ月から2年くらいまでを第二期と呼びます。

●バラの花びらをまき散らしたようなバラ疹が全身に現れます。(梅毒性バラ疹)第二期の最も初期に見られる症状で、痛みもかゆみもなく、数週間で消えます。

●小豆大の赤い盛り上がった発疹が、外陰部や肛門のあたりに出ます。また、顔や手足に出ることもあります。

●また、汗もやニキビのような発疹が全身や陰部に出ることもあります。

●あるいは白い斑点が粘膜部分に現れることもあります。

●髪の毛が抜けることもあります。(梅毒性脱毛)

●リンパ節が腫れ、扁桃炎になることもあります。

●発熱、頭痛、倦怠感などの症状が出ます。

●この第二期までが感染力が強く、二次感染のリスクが高い時期です。特に第二期は一番感染力が強い時期と言われています。

●これら第二期の症状は放置していると消えてしまい、第三期へと向かいます。しかし、中には第二期の症状が出たり、消えたりを繰り返す場合もありま す。

●ほとんどの感染者はこの第二期までに梅毒感染に気付き病院で治療を受け、第三期、第四期まで進行することはありません。

梅毒の第二期には以上のような多様な発疹が全身の色んな場所に出ます。しかも、他の病気の症状とも似ているため、医師の判断も難しいそうです。

バラ疹⇒写真写真(ご注意!性器の写真があります!)

◇第三期の皮膚疾患

あなたが感染して2年以降を第三期と呼びます。

●全身に硬いコブのような「結節性(けっせつせい)梅毒ゴム腫」ができます。

放置しておけば自然と消えますが、跡が残ります。

そして、ゴム腫は繰り 返し発生するため、段々と跡が増えて外見的にひどい状態になっていきます。

●ゴム腫が鼻骨にできると、鼻骨がくずれて「梅毒で鼻が落ちる」と言われる状態になります。

●第二期までに治療を受ける感染者がほとんどのため、現在この第三期をみることはめったにないそうです。

ゴム腫⇒写真(ご注意!性器の写真があります!)

最後にもう1つだけ、あなたに気をつけて頂きたいことをお話します。

私が保健所でHIV検査を受けたとき教えてもらったのですが、HIVと一番重複感染が多い性感染症は梅毒だそうです。

そして、梅毒に感染しているとHIVにも感染しやすくなり、しかも2つを重複感染すると梅毒の進行が早くなったり、症状が重症化することもあるそうです。

下の写真は保険所でもらったHIV予防ガイドブックです。教えてもらった通り、梅毒が「HIV感染との重複感染が一番多い!」と書かれています。


保健所でもらったHIV予防ガイドブックです

『梅毒とHIVの重複感染』にも書きましたが、通常は3年くらいかかる梅毒感染第三期までが、わずか数ヶ月で進行してしまうこともあるそうです。

また進行が速いだけでなく、症状も重症となり神経梅毒になることもあります。

あなたが何かの皮膚疾患で梅毒感染を疑うなら、ぜひHIV感染も疑って同時検査をオススメ致します。

HIV検査は全国の保健所で無料・匿名で受けることが出来ます。

そして多くの保健所ではHIV検査と同時に梅毒も検査を受けることが可能です。(梅毒検査は100%ではないので必ず事前にご確認ください)

どうしても保健所に行く時間がないあなたや、対面検査は嫌だと言うあなたには検査キットもあります。

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