当サイトでは過去に梅毒とHIVの重複感染に関する記事をいくつか載せてきました。

例えばこんな記事です。

梅毒とHIVの重複感染

梅毒とHIVは同時検査を!

梅毒に感染してたらHIVは?

今回これらの記事にはあまり触れなかった補足情報をまとめてみたいと思います。

なお、記事の作成にあたっては、モダンメディア「現代の梅毒」を参考にさせて頂きました。

 

◇梅毒とHIVの重複感染、その怖さ

梅毒とHIVが重複するとどうなるのか?

その怖さは、

「単独感染よりも重症化したり、病気の進行が早くなる。」

という怖さです。

そして梅毒に感染しているとHIVにも感染しやすくなるという怖さです。

更に、事実として梅毒とHIVの重複感染は非常に多いということです。

今回、新たに補足として追加する情報は、

「重複感染していない患者と比べて非典型例が多く報告されている。」

という点です。

 

◇重複感染した患者の非典型例とは?

単独感染の梅毒患者にはあまり見られない、重複感染患者の非典型例とはどんなものでしょうか。

今回私が調べた結果をお伝えします。

以下、梅毒とHIVの重複感染患者の非典型例です。

1.梅毒第一期の症状が無症候であることが多く、第二期の病変で診断されることが多い。

梅毒第一期の代表的な症状としては初期硬結(こうけつ)と呼ばれる丘疹が現れます。

初期硬結は通常0.5cm~2cmまで増大し、その後硬性下疳と呼ばれる潰瘍を形成します。

この症状は無治療でも数週間でやがて消えてしまい、第二期へと移行します。

しかし、HIVとの重複感染者ではこの第一期の症状が出ないことが多いという訳です。

ただでさえ感染初期は梅毒感染に気付きにくいのに、ますます分かりませんね。

 

2.神経梅毒梅毒に進行するリスクが2倍以上に高くなる。

モダンメディア誌の記事によると、梅毒単独感染の場合、神経梅毒へ進行する確率は10%であるのに対し、HIVとの重複感染では23.5%と、2倍以上のリスクとなることが分かっています。

さらにHIV感染との重複感染の場合、

●CD4値が350/μL以下

●RPRが1:32以上

の場合、神経梅毒へのリスクは更に高まり、単独感染の18.9倍にもなるそうです。

注1)CD4値は免疫力の指標で、健康な人なら700~1300の値となります。

注2)RPR法の詳細はこちら⇒『梅毒血清反応抗体値の見方 』

 

3.神経梅毒の進行を加速させ、合併症を増加させる。

HIVとの重複感染は神経梅毒のリスクを高めるだけでなく、神経梅毒になった場合の症状の進行を早め、同時に合併症を増加させる可能性も高くなります。

しかも、神経梅毒の検査である脳脊髄液検査も単独感染より難しくなるそうです。

 

4.偽陰性、偽陽性が出やすい

梅毒第一期、第二期における梅毒血清反応において、偽陰性が出たり、RPR法では偽陰性、偽陽性が出やすくなります。

また、STS法において梅毒が完治した後も抗体値が下がらず、治療後の検査で治療が失敗したのか、再感染したのか、判断が難しい場合もあるそうです。

 

◇まとめ

以上のように、梅毒がHIVと重複感染した場合、症状がより重症化したり進行が早まったり、検査が難しくなったりします。

しかし、そんなことは素人の私たちが詳しく知る必要はありません。

ただ、大事なことは梅毒感染が不安な場合は必ずHIVも同時に検査すること、その逆にHIVが不安なら梅毒も同時に検査すること、これが大事なことです。

例え医師が同時検査を勧めなくても、あなたの自己判断で同時検査を行うことをお勧めします。

まぁ、HIV感染者が減らない、梅毒感染者は爆発的に増えている、この現状からたいていは医師が同時検査を勧めると思います。

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