当サイトでは過去にいくつかの記事で近年梅毒感染者が急増しているとあなたにお伝えしてきました。

この2015年になってもその傾向はいっこうに衰えず、それどころか加速しています。2015年8月30日現在のデータを使ってその詳細を記事にしたいと思います。

なお、過去の梅毒感染者増加の記事とはこれらの記事です。

■梅毒感染者急増はどの世代?

■国立感染症研究所 増加しつつある梅毒

■梅毒感染者、10年前の3倍に

■日本でなぜか梅毒パンデミック発生の謎

では本文です。

◇2015年の梅毒感染者

国立感染症研究所の発表データによると、2014年12月29日(第1週)~2015年8月30日(第35週)までの新規梅毒感染報告件数は1,586件となっています。

●2015年8月30日までの新規梅毒感染 1,586件

この1,586件というのは飛んでもなく多い件数です。何しろ昨年、2014年は年間で1,683件でした。今年は8月末ですでに昨年の94%を超えています。

そもそも昨年でさえ梅毒感染者は急増したとして各メディアで警告が広まっていたのです。それにもかかわらず今年は更に梅毒感染が急増しているのです。

今年2015年は昨年を上回る梅毒感染者が報告されることは確実です。8月末までのペースがそのまま続くとして単純計算すると、何と年間では2,379件となり、軽く2,000件を突破します。

これをグラフ化すると、下図のようになります。

2015年梅毒感染者予想
グラフ1.2015年梅毒感染者件数予測

何ともまぁ、恐ろしいグラフではありませんか。2013年(平成25年)からの感染者の増加ぶりは驚くしかありません。2012年(平成24年)までは梅毒感染者の報告件数はほぼ横ばい、1000件にも満たなかったのです。

それが2013年に1000件を突破したと思ったら、この2015年は2000件を突破しようとしています。

●2012年(平成24年)  875件

●2013年(平成25年)1,228件

●2014年(平成26年)1,683件

●2015年(平成27年)2,379件(予想)

何とこの4年間で3倍近くに急増しているのです。

 

◇新規梅毒感染者は全数報告が義務付されている

あなたもすでにご承知かと思いますが、梅毒感染はHIV感染同様、日本全国どこの医療機関で見つかっても1週間以内に保健所経由で都道府県知事への報告が法律で義務化されています。

従って建前上は梅毒感染者の実数は正確に報告され、国が把握しているはずです。しかし、過去に私が読んだ医療現場のブログにはこの報告義務を怠った医療関係者もいると書かれていました。

同じ報告義務がある性感染症でも、HIVはより深刻、重大なので報告漏れはまずないそうです。それに比べて梅毒は現在では薬で完治出来る感染症です。どうしても扱いに差が出てしまうのだそうです。

だとすると、実際の梅毒感染者はもっと多いことが推測されます。それがどの程度なのかは分かりませんが、厚生労働省あたりが本気で調査したら、もっと驚くような件数が上がってくるのではないでしょうか。

 

◇予防と検査に徹するしかない!

さて、今まで説明してきたように梅毒感染者は急増の一途をたどっています。一部報道にはHIVとの重複感染も多いのだとか。そしてHIVと梅毒が重複感染した場合、より重症化したり、進行が早まったりすることがあります。(過去に何度か記事にしてきました。)

だとすれば、あなたが梅毒感染から身を守るにはどうすればいいか?これはもう、月並みですがコンドームの使用など予防に注意し、少しでも不安なら早期に検査を受けて治療を受けることです。

梅毒感染は第1期、第2期までに治療を開始すれば1ヶ月以内に完治するケースがほとんどです。しかし、感染を放置して第3期まで入って治療を始めると治療が長引きます。

また、梅毒はコンドームだけで100%完全に予防することは出来ません。なぜなら性器以外にも患部が発生する可能性があり、その梅毒患部と粘膜部が接触すると感染する可能性があるのです。

早い話、オーラルセックスは無論の事、素股行為などでも感染します。可能性だけを言えば、相手が梅毒咽頭感染していればディープキスでも感染する可能性があります。

従ってコンドームの使用は無論必須ですが、危ない相手、怪しい相手とは性的接触をしないこと、これも大事です。

それじゃ性風俗は?危ないのか?当然、危ないです。あくまであなたの自己責任となります。

また性風俗以外でも明るいところで相手の体に斑点、潰瘍、炎症などないか、確かめましょう。酔っ払って性行為に及ぶと判断が鈍って危ないかも知れません。

とにかく梅毒は過去の性病ではなく、今や急増している警戒すべき性感染症であることをお忘れなく。

■梅毒はHIVと重複感染の例が多く、重症化したり進行が早まることがあります。
・STDチェッカー TypeO(男女共通)
梅毒・HIV・B型肝炎 重複感染が多いので同時検査がお勧めです。

■梅毒が不安ならこれらの性感染症は大丈夫ですか?みな同じ感染ルートです。
・STDチェッカー TypeE (男性用)(女性用)
梅毒・HIV・B型肝炎・クラミジア・淋菌 5つの性感染症がまとめて検査可能です。

■検査の信頼性について(郵送検査認定事業者とは?)

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