あなたは、ご存知ですか?

日本国内の新規梅毒感染者はこの5年間で6.6倍に急増しています。(国立感染症研究所データ)決して過去の性病ではありません。

梅毒感染で必ず症状が出るとは限りません。日本性感染症学会『性感染症 診断・治療 ガイドライン 2016』によれば、2015年の新規梅毒感染者の凡そ1/3は無症候梅毒でした。

梅毒・HIV・B型肝炎は重複感染が多く、放置すると進行が早まったり、より重症化する危険性もあります。

*あなたのご自宅でTP抗原法(CLEIA法)による梅毒検査が可能です。

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あなたの70代後半のお父さんが肝臓の病気で入院し、ついでに受けた梅毒検査で陽性になったらどうしますか?

「え!父が梅毒?いったい・・・・」

あなたは絶句して隣にいた母親と顔を見合わせて驚くばかり。若い息子ならともかく、高齢の父親が?

これに近い実話がネット上で書き込まれていました。今回は予想もしない高齢の父親の梅毒疑惑について記事にしてみたいと思います。

◇まさか父親が梅毒?

まずお断りしておきますが、そもそも論で言えば梅毒感染に年齢は関係ありません。

70代だろうが80代だろうが、性行為感染や血液感染があれば梅毒に感染します。

従って今回70代の父親が梅毒に感染しているかも知れないという疑惑はそれ自体珍しいこと、不自然なことではありません。どんな高齢者にも起こり得ることです。

と言うことをお断わりした上で今回のお話を続けたいと思います。

ある40代男性からのネット上の相談書き込みです。その男性の父親が肝臓病で入院することになり、事前検査で梅毒も調べたところ、何と陽性判定が出たそうです。

それで父親に担当医がこう尋ねたそうです。

「あなたは以前梅毒に感染したことがありますか?」

すると父親は、

「はぁ・・もう何十年も昔ですけど・・・」

その返事を聞いた医師はその後詳しい説明もなく検査結果を息子さんに渡してそれっきりでした。

しかし、まさか70代後半の父親が梅毒に感染しているなんて予想もしてなかったこの相談者は慌てました。

父親が何十年前か知りませんが、梅毒に感染したことがあるなんて、それも初めて知りました。

まぁ、そんな過去のことはともかく、今現在が心配です。医師から渡された検査結果には、

「TPHA 陽性 ・ RPR 陰性」

と書かれてありました。

男性はこれが何を意味するのか分からず、ネット上で現役の医師に質問した訳です。

 

◇梅毒血清反応検査の解釈

一般に梅毒検査は血液を採取して梅毒血清反応検査を行います。

以前当サイトでも『梅毒血清反応検査の解釈』と言う記事を掲載しています。

詳細はそちらの記事をお読み頂くとして、通常梅毒血清反応検査ではSTS法とTP抗原法の2種類の検査を同時に行います。

それぞれの検査が互いを補完し合う形で検査精度を担保しているのです。

前述の記事から一部を引用すると、こんな組み合わせになります。

●梅毒血清反応検査の解釈

 No STS法 TP抗原法 結果の解釈 治療
梅毒感染なし 不要
2-1 生物学上の
偽陽性
不要
2-2 梅毒感染初期 必要
3-1 梅毒感染 必要
3-2 梅毒感染治療後の抗体保有者 不要
梅毒感染治療後の抗体保有者 不要

今回の相談者のお父さんが受けた梅毒検査の結果は、

●TPHA(TP抗原法) 陽性

●RPR(STS法)   陰性

と言うものでした。TPHA法はTP抗原法の一種であり、RPR法はSTS法の一種です。従ってこの検査結果は上の表でいくとNo4に当たります。

TPHA法やTP抗原法などの梅毒検査の種類については『梅毒の検査方法について』をご覧ください。

No4なので、相談者の父親は現在梅毒に感染している恐れはなく、TPHAが陽性になったのは過去に梅毒感染の履歴があるからです。

一度でも梅毒に感染すると完治しても梅毒抗体は残り、TPHA検査では陽性となります。だから真っ先に医師が過去の梅毒感染を父親に尋ねたのはその為です。

父親の回答によって過去に梅毒感染の履歴があることが分かりました。これでRPRが陰性、TPHAが陽性となった理由が分かったのです。

この相談者の父親は現在梅毒に感染している訳ではなく治療の必要はないし、他の人にうつす可能性もありません。

梅毒に関しては何も心配する必要はないと言うことになります。

このように過去の梅毒感染によってTPHA検査が陽性になることはどの専門書にも書いているし、医療サイトにも出てきます。

しかし、それが何年続くのかは個人差があるようで、明確な記載を見かけません。

私が見てきた限りでは相当長い間、つまり10年以上続くことも普通にあるようです。

中には一生続くと書いた説明までありました。そこは真偽不明です。

なお、このような過去の梅毒感染で陽性判定が出ることを、「陳旧性梅毒」と呼ぶそうです。

以上のように梅毒検査の結果は正しく見ないとうっかり間違えることあり得ます。

医師がちゃんと説明してくれればいいのですが、今回のように問題がない時は結果だけ渡してお終いと言うケースもあるようです。

もしもあなたが今回の相談者のようなケースに遭遇したら、当サイトの記事を思い出して下さいね。

■関連記事:無症候梅毒と陳旧性梅毒

■関連記事:梅毒血清反応抗体値の見方

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