先天梅毒の実態についてお伝えしたいと思います。あなたの梅毒感染防止にお役立て下さい。

梅毒が母子感染することはあなたもご存じでしょう。では実際に母子感染が発生した件数はどのくらいなのか、また発生した場合子供にはどんな症状が出るのか、調べてみました。

◇母子感染による先天梅毒

性感染症の中で梅毒は非常に母子感染の確率が高いと言われています。母親が梅毒で何も治療せずに出産した場合、ほぼ100%に近い確率で母子感染が起こります。

梅毒の母子感染は胎内感染であり、母体の血液中の病原菌が胎盤を通して胎児の血液中に感染します。そして梅毒に感染した胎児の40%は子宮内死亡または周産期死亡するとされています。(周産期死亡とは、妊娠満22週以後の死産と生後1週未満の早期新生児死亡をあわせたものを言います。)

では、実際にこうした母子感染によって生まれた先天梅毒はどのくらいあるのでしょうか。1999年から2008年までの10年間に54件の先天梅毒が報告されているそうです。(⇒kensa.biz梅毒参照)

少子化が進んでいるとは言え、毎年100万人以上の子供が生まれる中で、10年間で54例しかないと言うのは正直驚きました。もっと多いと思ったのです。

上記のデータ以外に、2009年から2013年までの5年間に0歳~4歳で梅毒と報告された件数は全部で19件あります。(⇒厚生労働省性感染症動向データ)

このように先天梅毒は年間に4件から5件の発生となっています。

考えてみれば、妊婦健診で必ず梅毒検査を行うため、妊婦が梅毒であることを知らないまま出産することは極めて少ないのだと思います。

◇先天梅毒の症状

先天梅毒は2歳までに発症する早発性先天梅毒と、2歳以降に症状が現れる遅発性先天梅毒の2種類があります。

●早発性梅毒の症状
・粘膜皮膚症状(粘膜斑・水疱疹・手足の発疹・鼻炎・鼻閉塞)
・骨病変(骨軟骨炎・骨膜炎)
・肝脾腫(肝臓や脾臓が肥大する)
・リンパ節腫脹


●遅発性先天梅毒の症状
・眼症状(角膜炎)
・骨病変
・神経梅毒
・内耳性難聴

こうした症状が現れます。

先天梅毒と診断された子供には抗生物質を投与し、治療終了後3、6、12ヶ月の時点で脂質抗原検査(STS)を行い、抗体値の現象が見られない場合は再治療とするそうです。

以上、今回は先天梅毒の実態について調べたことを記事にしてみました。あなたが妊婦であれば、必ず妊婦健診で梅毒の検査を受けるはずです。しかし、検査の後に感染の可能性がある行為を行えば当然母子感染の可能性が出てきます。くれぐれもご注意ください。

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