かつて日本では新規の梅毒感染者が5万人以上いた時代がありました。そんな昔のデータを見つけました。

今回はそんな時代から現在に至るまでの梅毒感染者の推移をグラフでお見せしたいと思います。

さて、2016年の新規梅毒感染者は8月末の時点で2,778人となっており、2015年の年間感染者数である2,697人を超えてしまいました。

今のペースでは2016年の新規梅毒感染者は4,000人を超えるだろうと推測されています。

この新規梅毒感染者急増に各メディアも注目して盛んにニュースを流しています。何しろほんの数年前までは年間の感染者数は800人程度だったのが、あっという間に1,000人、2,000人を超えてしまったのです。

それも若い女性に梅毒感染が広がっているというデータも出てきて、梅毒は余計に注目を浴びています。

さて、このように梅毒感染者急増は大きなニュースになっていますが、過去には2,000人、4,000人どころじゃない梅毒感染者がいました。

そう、ペニシリンが発見される前は梅毒は不治の病であり感染者も桁違いに多かったのです。

あなたもご存知のように、ペニシリンは世界で初めて見つかった抗生物質であり1928年にイギリス人アレクサンダー・フレミングによって発見されます。

そしてペニシリンが日本に入ってきて、梅毒治療に使われるようになったのは1947年(昭和22年)のことでした。

ここから梅毒は不治の病ではなく完治できる病になったのです。梅毒が治る病気になれば当然新規梅毒感染者も減っていきます。

その新規梅毒感染者の推移をグラフ化してみました。下のグラフを見て下さい。

1952年から2015年まで、64年分の推移がひと目で分かります。

梅毒感染者の推移
グラフ1.新規梅毒感染者の推移

このデータは独立行政法人 統計センターが運営する「政府統計」の中にありました。

データは1952年(昭和27年)から始まっています。その1952年には年間の新規梅毒感染者は実に50,528人いました。5万人以上いたのです。

ペニシリンが使われる前の時代とはいえ、すごい数です。今、4,000人で大騒ぎしているのですからえらい違いです。いかに梅毒が恐ろしい性病だったか分かります。

梅毒感染者はペニシリンの登場と共に激減していきます。そして1967年(昭和42年)に再び1万人を超える流行となりますが、それもすぐに終わり感染者は減っていきます。

そして1993年(平成5年)ついに年間の感染者数が千人をきって804人まで減ります。ここから2012年(平成24年)の875人まで、20年間ずっと千人以下だったのです。

それが2013年に千人を超え、2015年に2千人を超えました。そして2016年は4千人を超えようとしています。

さすがにかつてのような何万人という感染者数まではいかないと思いますが、それにしてもこの3年間の急増ぶりは要注意です。

あなたも決して梅毒は過去の性病など思わないで下さい。梅毒はあなたの身近に潜んでいます。

何しろ梅毒はHIVとは比べものにならない強い感染力を持っています。コンドームだけでは予防も完全ではありません。

あなたに少しでも梅毒感染の不安があれば、早期検査をお奨め致します。

今回は1952年から2015年まで、64年間の梅毒感染者の推移をグラフでご紹介しました。

なお、統計センターのデータは1952年~1996年で、1999年~2015年は厚生労働省のデータによります。これは1999年に現在の感染症法が施行され、定点報告が法制化されたことに伴う区切りだと思われます。

従って、1952年~1996年までのデータがどんな方法で集められていたのか不明です。もしかしたら現在とは異なる基準、方法であったかも知れません。この点、調べても分かりませんでした。

そうした不明点があるグラフなので、あくまで参考程度にご覧ください。

アイコンボタン梅毒は早期に見つけないと完治までの時間が長くなります。

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