当サイトでもここ2年ほどの梅毒急増は何度も記事にしてきました。

例えば次のような記事です。

■梅毒は20代と女性が急増中!

■続・20代女性に梅毒感染者急増!

■梅毒感染者5000人?(2016年予想)

とにかく2015年、2016年の急増ぶりはパンデミック並みです。

今回は梅毒感染者急増の中で、増え続ける母子感染に注目してみました。

 

◇増える母子感染

国立感染症研究所の週報によれば、2016年の第31週(8月7日)までの累計は、すでに2,509人となっており、昨年1年間の累計感染数である2,697人に迫る勢いです。

このペースだと8月中に昨年を上回るのは確実であり、年間累計は軽く4,000人を超えそうです。何とも恐ろしい急増ぶりです。

このように梅毒感染者が急増する中で、やはりと言うべきか母子感染も増えています。男性ばかりでなく女性の梅毒感染者も増えているのです。

では梅毒の母子感染がどのように増えているのか、厚生労働省の性感染症報告数からデータをグラフ化してみました。下のグラフをご覧ください。

平成12年(2000年)~平成27年(2015年)の0歳から14歳の新規梅毒感染者の推移を表しています。

母子感染
■0歳から14歳の新規梅毒感染者

平成27年は16件とこの16年間では最多となっています。

ただ、厚生労働省のデータには母子感染という分類はありません。単に年齢別の感染数が公開されているだけです。

まぁ、普通に考えて0歳~14歳の新規梅毒感染であれば母子感染と考えていいと思います。一般に生後3ヶ月以内の梅毒発症なら早期先天梅毒、学童期以降の発症なら晩期先天梅毒と呼ばれています。

上のグラフのデータの90%以上は0歳から4歳までに梅毒を発症したものです。早期先天梅毒が9割、晩期先天梅毒が1割ということでしょうか。

恐らく今年(平成28年)は母子感染もまた昨年を大きく上回る件数になると思われます。

 

◇母子感染の予防

梅毒の母子感染は出産前に分かっていれば妊婦さんに治療を行うことで99%防ぐことが出来ます。従って母子感染が起きてしまったケースでは梅毒検査をすり抜けていたと思われます。

妊婦検診では必ず梅毒検査が入ります。なので、母子感染のケースでは妊婦検診を受けなかったか、あるいは検査を受けた時期が早すぎて梅毒検査で偽陰性が出たかも知れません。

梅毒の検査方法にもよりますが、STS法などでは感染の可能性があった日から早い人で2週間、通常は4週間くらい経過しないと正確な検査が出来ません。

要するに妊婦検診の直前で梅毒に感染すると検査では見つからないことがあるのです。

あるいは、妊婦検診の後に梅毒に感染した場合も母子感染が起きる可能性アリです。当たり前ですが検査の後に感染すれば分かりません。

これは梅毒だけでなくHIVでもクラミジアでも同じです。

あなたが妊婦さんなら、妊婦検診は適切な時期に受け、また検査あとに感染しないようご注意下さい。

もしもほんの少しでも不安があれば病院で検査してもらって下さい。あるいは自宅で使える郵送式の検査キットもあります。

あなたの可愛い赤ちゃんが先天梅毒にならないよう、お気を付け下さい。

アイコンボタン梅毒は出産前に分かれば99%母子感染を防ぐことができます。

梅毒バナー

梅毒とHIVは重複感染が多い。ぜひ同時検査を!
タイプOバナー3 ・HIV・梅毒・B型肝検査。(男女共通
・HIVと最も重複感染の多い性感染症。

矢印STDチェッカー タイプO
一番怖い、一番感染者が多い。不安ならまとめて検査。
タイプEバナー3 ・HIV・梅毒・B型肝炎
・クラミジア・淋菌
・まずは5種類検査で一安心

矢印タイプE 男性はこちらから

矢印タイプE 女性はこちらから