『梅毒は感染しても治せばOK!』

こう言われてあなたはどう思いますか?

「そんなこと言われても、まずは感染しないよう予防に注意すべきでは?」

まぁ、普通はこう思いますよね?

それが自然な反応だと私も思います。

しかし、

『梅毒は感染しても治せばOK!』

と指摘しているのが、かの有名な太融寺町谷口医院 谷口恭院長だとしたら?

これはちょっと耳を傾けたくなりませんか?

【今回のテーマと目次】

●テーマ:梅毒は感染しても治せばOK

1.感染すると命が危ない性感染症3つ

2.なぜ、梅毒は予防より治療なのか?

3.まとめ 

1.感染すると命が危ない性感染症3つ

谷口恭院長と言えば、HIV/エイズをはじめとして性感染症の分野では非常に有名な医師です。

当サイトでも「梅毒感染者の1/3は無症候!」など、度々ご登場して頂いてます。

谷口院長のことを詳しく知りたい人はネットで検索してみて下さい。多数のサイトがヒットします。

さて、その谷口院長が梅毒に対しては、

『梅毒は感染しても治せばOK!』

と指摘されています。

むろん、梅毒に感染しないのが一番いいのですが、しかし感染しても治療すればいい、治療が大事とおっしゃっているのです。

感染したら治療するのは当たり前なのですが、ここで谷口医師が言わんとしていることは次の2点です。

1.梅毒は感染しても命まで取られる病気ではない。

2.現実問題として予防することが難しい。

この2点です。

ちょっと読んだだけでは誤解されそうなので、詳しく補足します。

まず最初の「梅毒は感染しても命まで取られる病気ではない。」と言う点です。

ペニシリンが見つかるまでは梅毒も非常に致死率の高い不治の病でした。

それこそ長い年月を経て死に至る病気だったのです。

しかし現在では抗生物質の投与によって完治できるようになりました。

特に感染初期、第一期に見つかれば比較的短期間に治ります。(個人差あります)

しかし谷口医師によると、この病気にだけは感染しないよう万全の注意を払うべきだとする性感染症が3つあります。

それ、何だと思いますか?

真っ先に思い浮かぶのはHIVですよね。これは異論のないところだと思います。

では、残り2つは?何だと思いますか?

クラミジア?

淋菌?

いえいえ、違います。

実は、B型肝炎とC型肝炎なのです。

どちらも性行為で感染するので性感染症の一種です。

HIV、B型肝炎、C型肝炎は

「命に関わる性感染症なので、何としても防いで下さい。」

と谷口医師は指摘されます。

この3つの中で最も感染力が強いのはB型肝炎ウイルスです。

しかし、幸いにもB型肝炎ウイルスに対してはワクチンがあります。

ワクチン接種によって感染リスクはかなり軽減することが可能です。

残り2つ、HIVとC型肝炎ウイルスは感染力の弱いウイルスであり、コンドームの使用でかなりの確率で感染を予防することが可能です。

くり返しますが、HIV、B型肝炎、C型肝炎、この3つは「感染しても治療すればOK」とはいきません。

何としても感染しないようにワクチン接種、コンドームの使用に努めて下さい。

 

2.なぜ、梅毒は予防より治療なのか?

では2番目の指摘です。

谷口医師は、

「梅毒は現実問題として予防することが難しい。」

と指摘されています。

梅毒にはB型肝炎のようなワクチンはありません。

コンドームを使用してもHIVやC型肝炎ウイルスみたいには感染を予防出来ません。

むろん、コンドームが役に立たない訳ではありません。当然使用すべきです。

ただ、当サイトでも度々記事にしてきたように、梅毒はコンドームでカバー出来る性器以外にも患部が発生し、そこから容易に感染するのです。

キスや素股、手コキ、こうした行為からも感染します。コンドームを使っていたとしてもです。

谷口医師はそうした患者を多数診て来て、

「梅毒は現実問題として予防することが難しい。」

と言う結論に至ったそうです。

ただし、ひとつだけ梅毒を予防する方法があるそうです。

それは相手の体に触れる前に梅毒検査を受けることです。

お互いの気持ちが盛り上がって、さぁ・・・となった時に、

「まずは梅毒検査を受けましょう。」

なんて言えるでしょうか。

谷口医師も言われているように、これは現実的ではありません。

そんなこと言い出したらせっかくの恋も台無しになる危険性大です。

しかも、梅毒抗体検査は今日検査して陰性だったとしても、それは今日の状態が感染していないことを示すものではありません。

一般に梅毒抗体は生成に4週間、約1ヶ月かかるとされています。

今日の陰性判定は、1ヶ月前までは梅毒に感染していないことを示すだけで、現在感染しているかどうかは分かりません。

感染した可能性のある日から1ヶ月経ってから梅毒検査を受ける必要があるのです。

ますます、これは恋人に言いにくいですよね。

「梅毒感染を調べるから、今日から1ヶ月間、誰とも性行為せずに過ごして検査を受けよう。」

極端に言えば、そう言って納得してもらう必要があるのです。

こんなの現実には無理です。どう考えても無理です。

従って谷口医師の指摘されるように、

「梅毒は現実問題として予防することが難しい。」

と言う結論になります。

一方で、梅毒は幸いなことに感染が早期に分れば抗生物質で完治出来ます。

予防が難しければ治療に注力する、これしかありません。

では、あなたや私はどうすればいいのでしょうか?

 

3.まとめ 

梅毒の治療は専門医にお任せするしかありません。

しかし、病院まで行くのは当事者であるあなたの意思しかありません。

性器にしこりが出来たとか、手の平や胸に発疹が出たとか、とにかく何かの異変が出たら放置せずに病院へ行って診てもらって下さい。

梅毒の初期症状は放置していると自然と消えてしまい、更に感染が進行します。

ささいな兆候であったとしても梅毒感染に心当たりがあれば迷うことなく病院へ行って下さい。

体の発疹なら皮膚科、性器に異常があれば泌尿器科、婦人科で診てもらって下さい。

そして絶対に忘れてはいけないこと。

それは梅毒は感染しても必ずしも症状が出るとは限らないと言うことです。

国立感染症研究所の調査によると、2015年に新規梅毒感染者として報告された件数は2,692件でした。

このうち、約1/3に当たる832件は無症候梅毒でした。

仮にあなたに何も自覚症状がなくても、梅毒感染の不安、心当たりがあれば検査を受けて下さい。

詳しくはこちらの記事を読んで下さい。

⇒『梅毒感染者の1/3は無症候者!

以上、今回は「梅毒は感染しても治せばOK!」と言うお話でした。

ただし、お断りしておきますが梅毒感染の予防が不要だと言ってる訳ではありません。

コンドームの使用や相手を注意深く見る、このくらいは当然ですね。

それは梅毒だけでなく他の性感染症予防にもつながります。

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