あなたは、ご存知ですか?

日本国内の新規梅毒感染者はこの5年間で6.6倍に急増しています。(国立感染症研究所データ)決して過去の性病ではありません。

梅毒感染で必ず症状が出るとは限りません。日本性感染症学会『性感染症 診断・治療 ガイドライン 2016』によれば、2015年の新規梅毒感染者の凡そ1/3は無症候梅毒でした。

梅毒・HIV・B型肝炎は重複感染が多く、放置すると進行が早まったり、より重症化する危険性もあります。

*あなたのご自宅でTP抗原法(CLEIA法)による梅毒検査が可能です。

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梅毒検査におけるFTA-ABS法について説明したいと思います。

あなたが梅毒に感染しているかどうかを調べるとき、色々な検査の方法がありますが、その1つがFTA-ABS法と呼ばれるものです。

ここではFTA-ABS法がどんなものかを説明したいと思います。

◇FTA-ABS法とは?

FTA-ABS法とは、Fluorescent Treponemal Antibodyabsorption の略です。

Fluorescent=蛍光を発する

Treponemal=トレポネーマの

Antibodyabsorption=抗体吸収

という意味です。

直訳すると、梅毒トレポネーマの抗体を吸収させて蛍光発光させる検査方法です。

実際には、スライドに梅毒の病原体Treponema pallidumの菌体成分を吸着させ、 TP抗体を間接蛍光抗体法で検出するものです。

と、言っても何のことやらさっぱり分かりませんね。私も完全には理解出来てきません。分かったつもりで書きます。

この検査方法は梅毒トレポネーマ(TP)を抗原とし、その抗体を検査するものです。従って検査で見つけるものは梅毒トレポネーマそのものではなく、その抗体であるTP抗体です。

そして、そのTP抗体が存在するかどうかを調べるのに間接蛍光抗体法という方法で光らせて特殊な顕微鏡(蛍光顕微鏡)で検査するのです。

つまり、蛍光顕微鏡で覗いて光っていたらTP抗体が存在するので陽性、光っていなかったら陰性です。

また、TP抗体を光らせる方法には2通りの方法があります。

●直接蛍光抗体法
TP抗原に、検出しようとする抗体を直接反応させて光らせる方法。抗原抗体反応は1回しか行わない。

●間接蛍光抗体法
最初に目印となる抗体とは別の抗体で抗原抗体反応を行い、その一次抗体自体を今度は抗原にして目印となる抗体を反応させる方法。抗原抗体反応を2回行う。

つまり、検出しようとする抗体を直接抗原抗体反応させる方法が直接法であり、間に1回別の抗体を使って間接的に光らせるのが間接法という訳です。

正確に説明出来ていないかも知れませんが、何となくイメージだけでもお分かり頂ければと思います。

◇FTA-ABS法の使い方

実は当サイトでは以前に「梅毒の検査方法について」という記事を書いています。この中でTP抗原法の説明を行っています。そしてFTA-ABS法もTP抗原法の1つです。

TP抗原法には他にTPHA法(T. pallidum hemagglutination) もよく使われます。詳細は過去記事をご覧ください。

さて、あるネットの相談サイトにこのFTA-ABS法のことが載っていました。ある男性が数年前の行為で梅毒に感染しているのではないかと不安になり、病院で梅毒検査を受けました。

そのとき男性が受けた検査がFTA-ABS法でした。検査結果は陰性でした。病院の先生はこの結果を男性に見せて、

「感染していない。大丈夫です。」

と告げました。

しかし、男性はネットなどから入手した情報で、梅毒検査にはSTS法とTP抗原法を併用することが多いと知っていました。それで本当にFTA-ABS法だけの検査で安心していいのか不安になってしまったのです。それでネットの相談サイトに書き込みました。

確かに一般的な梅毒検査においてはSTS法とTP抗原法の2通りを併用します。それは、それぞれに欠点を持った検査方法なので、お互いの欠点を補う意味で併用するのです。詳細はこちら⇒「梅毒の検査方法について」

FTA-ABS法の欠点とは、一度でも梅毒に感染するとずっと陽性判定が出る、と言う点です。つまり、陽性判定になったとき、現在感染しているのか、過去の感染の抗体で陽性になったのか、その区別がつかないのです。

そこでSTS法を併用して判断することになります。

従って、先ほどのネット相談した男性の場合はFTA-ABS法の検査結果が陰性だったので、問題なく判定出来た訳です。もしも陽性だったら男性が心配するようにSTS法も使わないと正確な判定は出来ません。

ただし、FTA-ABS法で陰性であっても絶対に梅毒に感染していないとは言い切れません。梅毒感染の初期状態でまだ抗体が出来ていない時期にはFTA-ABS法でも陰性になることがあります。

この場合もSTS法との併用で判断します。

しかしこの相談者のように数年前の行為を心配しての検査であれば、感染初期の陰性という可能性はないので梅毒に感染していないと分かります。(ただし直近で梅毒に感染していないことが条件です)

◇数年前の梅毒感染を心配する必要があるのか?

話はちょっと横道にそれますが、今回ご紹介したネット相談者のように、随分前の行為を心配して梅毒検査を受ける必要があるのでしょうか?

HIV感染みたいに感染後に無症候期が長い病気だと検査を受ける必要があるでしょう。でも、梅毒は感染すると2週間から3週間後に第一期の症状が出てきます。何年も症状が出ていなければ梅毒の心配はない、そう思いがちです。

しかし、梅毒感染者の中には無症候のまま数年経過する人もいるのです。自分が梅毒に感染したことに気付いていません。⇒『梅毒感染者の1/3は無症候?』

実際にどのくらい梅毒の無症候者が存在するのか分かりませんが、もしもあなたに梅毒感染の不安があれば検査しておいた方が安心かも知れませんね。

幸い梅毒は保健所に行けばHIVと同時に無料・匿名で検査できます。全部の保健所ではないですが、かなりの保健所で可能です。ぜひあなたの最寄の保健所で確認の上利用してください。

以上、今回は梅毒検査におけるFTA-ABS法の説明を行いました。

 

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