あなたは、ご存知ですか? 日本国内の新規梅毒感染者はこの5年間で6.6倍に急増しています。(国立感染症研究所データ)決して過去の性病ではありません。 *あなたのご自宅でTP抗原法(CLEIA法)による梅毒検査が可能です。 |
梅毒は感染しても4人に1人は症状が出ない無症候型梅毒です。
国立感染症研究所から、2017年と2018年の第1四半期(1月~3月)の梅毒動向が発表になりました、
リンク切れの場合はタイトルで検索して下さい。
◇4人に1人は無症候型梅毒
このデータから分かることは、梅毒に感染した4人に1人は症状の出ない無症候型梅毒だったと言うことです。
ではまず、2017年のデータをご覧下さい。1月から12月までの1年間のデータです。
■梅毒病型の分布 2017年
グラフ1.梅毒病型分類 2017年
グラフ1をご覧頂くとお分かりのように、無症候型の梅毒は感染者全体の24.3%、つまり4人に1人は症状が出ないのです。
一般に、梅毒は感染すると皮膚疾患を中心に必ず症状が出ると思われています。あなたもそう思っていませんか?
それは逆に言えば、何も症状が出なければ梅毒には感染していない、安心だ、と言う考えにつながっていると思います。
しかし、それは間違いです。実際にはグラフ1の通り、症状が出ない人も多く存在するのです。
当サイトは過去にもこんな記事を掲載してきました。
今回、改めて国立感染症研究所のデータによって、いかに無症候梅毒が多いか認識させられました。
あなたに何かの自覚症状がなくても、梅毒感染の不安があれば早めに検査を受けて下さい。
では、次に2018年第1四半期のデータをご覧頂きましょう。
■梅毒の病型分類 2018年第1四半期(1月~3月)
グラフ2.梅毒病型分類 2018年(1月~3月)
2018年年に入っても無症候梅毒は減らず、梅毒感染者全体の26.1%もいます。4人に1人以上の割合です。
実は、以前の記事にも書いた通り、無症候梅毒は一定の割合で過去からずっと存在しています。
◇晩期顕症型もいる!
無症候型梅毒がいかに多いかも驚きますが、加えて晩期顕症型も少ないながらも存在することに驚きました。晩期型の患者は早期Ⅰ、早期Ⅱでは見つからず、更に梅毒が進行した晩期になって見つかった感染者です。
梅毒は早く見つかれば治療期間も短くて済むのですが、発見が遅くなると治療期間が長引くだけでなく深刻な健康被害が発生します。
晩期まで進行した場合の症状は、『梅毒の症状について』で説明した通りです。全身に硬いコブのような「結節性(けっせつせい)梅毒ゴム腫」が出来、更に進むと病変が、脊髄や脳、心臓、中枢神経にまで及びます。
しかし、通常は晩期に至る前に皮膚疾患を中心とした自覚症状によって診察を受け治療に入ります。晩期まで進行することはまずありません。
それが、1%とは言え晩期が存在するのは本当に意外でした。どうして晩期まで進行してしまったのか、その事情までは不明です。
梅毒はかつては不治の病でしたが、現在では抗生物質で完治出来る病気です。それでも早期発見、早期治療が大事なことは間違いありません。
◇まとめ
今回は2018年1月に国立感染症研究所が発表した最新梅毒動向から、「無症候型梅毒」がいかに多いか、改めて記事にしてみました。
もしもあなたが、性風俗で遊んだとか、海外でハメを外し過ぎたとか、あるいは不特定多数の相手と性的接触を持ったとか、そんな場合はぜひ梅毒検査を受けて下さい。
あなたに自覚症状があるか、ないか、それは問題ではありません。無症候梅毒の多さはお分かり頂けたと思います。梅毒感染は早期発見が何より大事です。
そして、梅毒感染が危ないなら当然HIVやクラミジア、淋菌など他の性感染症も同様です。まとめて検査を受けることを強くお奨めします。
この場合、検査を受けるタイミングが性感染症によってそれぞれ異なります。STDチェッカーの公式サイトに詳しく説明が載っています。ご確認の上、正しくお使い下さい。
梅毒は早期に見つけないと完治までの時間が長くなります。
梅毒とHIVは重複感染が多く、重症化したり進行が早まったりします。
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